喜八丈の着物はいつ着る?

着物を着るようになりました。と伝えると、たくさんの方がもう着ない着物があるからと着物をくださることが多くあります。今回はいただいた着物「喜八丈」について、いつ着るのか、どんなコーディネートにしたらいいか、また喜八丈の歴史について探究していきます。

喜八丈とは

日本三大紬の喜八丈

この着物はあなたに似合うと思ってと出していただいたお着物。印象的な黄色🟡これはパワーがありそうだと感じました。着物は全身に色を纏うのでかなり色のインパクトがあります。

喜八丈の色

黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。

染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。
媒染は榊・椿の灰汁(あく)など、アルミナ媒染によって鮮やかな発色が生まれ、独特の雅味と光沢を作り出しており、孫の代まで色褪せないといわれる卓越した染色技術が特徴です。

喜八丈の特徴

黄八丈の特徴は、八丈島固有の風土の中から生まれた「染め」と「織り」にあると言われており、経済産業省伝統的工芸品として、また東京都産業労働局東京の伝統工芸品としても、「本場黄八丈」が指定を受けています。

織機は昔は地機で織られていましたが、現代では高機により織子が丁寧に力強く織り上げて行きます。 
一説には、一疋(二反分)の長さが曲尺で八丈(約24m)に織られていた事が「八丈島」の由来とも言われています。

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